STAUT TSS511XUL–STを解説!
個人ブログでは中々詳しくご紹介できていなかったTEX STAUTシリーズのロッド。
初回にラインナップされている5機種は、動画やSNSではご紹介させて頂きましたがブログで本日から5機種連続で、開発秘話なんかも踏まえて今回はご紹介して行きたいと思います。
まず1番手はTSS511 XUL–STから。(以下511)

度々ブログやSNSでもスモールレイクやリザーバーでの釣行でご紹介させて頂いた511。
恐らくロッドテストや湖上で使用した時間という意味で、初回モデルの中ではNO1.2くらい時間の掛かった&量産GO発注のラストまで頭を悩ませたナンバーのロッドです。それくらい、完成度の高いラスト2択くらいまで最終サンプルは2択のどちらかを製品版にするか悩みました。
大々的な511のコンセプトとしては、
○スモールマウスやリザーバーでの1.3〜2.7グラム程度までのダウンショットやジグヘッド、 3インチ前後のネコリグ
具体的には、サンスンや1-2インチクラスのダウンショットやマイクロクローラー4、ライン3等3ー4インチクラスのジグヘッドやスワンプミニサイズのネコリグ等。
○リザーバー等でPE0.2〜0.4号前後を使用したライトリグやサイト用
リザーバーでは、スワンプミニ、サイコロラバーサイズのサイトフィッシングや立木周りの3インチ前後のライトリグやライク2.5インチサイズのノーシンカー等
主なコンセプトとしては、上記の様なパターンで使いたいなと構想がありスタート。
2021年はコロナでトーナメントも開催されない中、夏前〜秋まで桧原湖に篭ってひたすらガイドとテストブランクのセッティング出しをしながら、毎日民宿に帰ってはセッティングを変えて翌日も湖上でテストする毎日が続いていました。


途中、コロナの影響で全くサンプルが届かなかったり、使用するガイドの種類によっては納期未定等、度々起こる納期の読めなくなったりする問題に頭を悩ませながら自分の中で「ラスト2パターン」のどちらかが製品化という所まで2022年春に辿り着きます。
ラスト2パターンというのが
○前者はマイルドなテーパーでバットまでしっかり曲がるものの、桧原湖で使用するには最高なのですが七色や房総リザーバーで使用して、ビッグバスをファイトするとパワー不足を感じるブランク。
○後者は、ファストテーパーながらベリー〜バットはULクラスに近いパワー感でPEでの使用感も立木周りや遠浅のリザーバーの上流域で使用してもそれなりに無理の効くセッティングのブランク。
前者をスモールマウスやマイクロベイトスペシャルとして出す事ももちろん考えましたが、自分自身が全国各地で使用するXULとしては後者のブランクの方がいい選択だと感じ後者のブランクをベースにガイドセッティングを完成させて販売、リリースする事に。

とはいえ、前者のブランクもテストやトーナメント含めると桧原湖で数百匹レベルで釣ったのですが、かなり使用感は良く更にショートレングスにしてスモールスペシャルとしてデビューする日ももしかしたら来るかもしれません。
テスト中は悩みに悩んだ511ですが、やれるべきテストはやりきってのリリースとなるのでスモールマウスレイクやリザーバーでのディープフィッシング、PEでのサイトやライトリグには自信を持ってオススメ出来るナンバーとなっていますのでよろしくお願い致します。スペック詳細や関連動画は下記リンクよりご覧下さい。
○テーパー感やパワー感の分かるインスタグラムでのファイトシーン動画
◎全長1.80m
標準自重 84g
パワー エクストラウルトラライト
グリップ長 190mm
継数 1本
適合ルアー 1-5g
適合ライン2-4lb PE0.2-0.6号
メーカー希望小売価格 税抜¥48,000(税込¥52,800)
JAN 4595120617239
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